工場、倉庫内の金属部品、機械の防錆について

工場や倉庫内の機械、金属部品に錆が見られたら、そこは過去にも結露が発生した箇所と考えることができます。 仮に完全に閉じ込められた空間としても、容積あたり多いときで約2~4%ほどの湿気(水蒸気)が存在します。

また、ピンホールほどの僅かなすきまがあっても、空間内の水蒸気量(水蒸気圧)が外気より少なければ、水蒸気は中に侵入してくるため、空間内は比較的水分量の多い箇所となります。

外気の温度が低下し閉鎖空間内の空気が壁面から冷やされると、表面温度がいち早く低くなった箇所から結露が生じます。

結露現象は極めて小さな水の粒が無数に拡がるところから始まりますが、水滴のまま可視に至らないことも多くあります。

その場合、温度上昇とともに水滴は自然に蒸発し消えてしまいますが、こうした結露現象と蒸発を繰り返すことが最も金属を腐食させることとなります。

説明を加えるますと、川にかかる鉄橋の橋脚(橋台)では、常に水に浸かる箇所よりも、波を浴びる、または水しぶきが時々付着する箇所の方が、はるかに錆発生が見られることで理解できます。

錆の発生を未然に防ぐ、あるいは錆を抑制するため、閉鎖空間であれば乾燥剤、除湿剤の使用も選択肢となります。

その場合、主にシリカゲルB型の袋タイプ、あるいは塩化カルシウムのゲル化タイプなど、いずれも吸湿容量の大きな業務用商材を選択します。

シリカゲルB型は湿度の変化により吸湿と放湿を繰り返して長期間にわたり空間を調湿する働きをしますが、特に高湿度時の吸湿率が最大約70%と高く、結露防止に効果を発揮します。

次に、輸出を含めて保管期間が短い場合、あるいは定期的交換が可能であれば、塩化カルシウムを使用した乾燥剤を使用します。

こちらは吸湿の限界が訪れるまで強制的に湿度を下げ続けることで錆および結露の発生を抑制します。 尚、使用開始時の性能が著しく良いため、気密性の高い場所で使用すれば長期間の効果が望めます。

業務用塩化カルシウム系乾燥剤は主に海上コンテナの輸送、梱包、倉庫のほか、機械のメンテナンス時、および運転停止時にも度々使用されます。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です